お墓について
- 2025/03/13
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一つのお墓の中に、何人入れるとか何か決まりごとはありますでしょうか?
回答者からの回答
お墓への納骨は原則、容器(骨壺等)で収めるので、その収納スペースによって個数(柱数)の限度があります。納骨堂なども同じように、使用規定で収蔵個数が決まってきます。
中には地域習俗で、カロート(墓石下の収蔵室)が枠だけで、底がなく遺骨を空け容器は破棄してしまう納骨慣例のお墓もあります。そこでは個数の制限はありません。但し納骨の記録は、墓誌や過去帳などに記しておく必要があります。
また合祀・合葬などの集合墓では、容器での個別収蔵や粉末遺骨の合葬もあり、それぞれの埋葬規定によって費用なども異なります。
古い遺骨で満杯になった場合、それぞれから一部のみをつまんでなるべく小さな容器に移し替え、「ご先祖」「累代」など「霊位の一同化」をして、個数を減らして収めなおすこともあります。そこで余剰の遺骨の取り計らいについては、霊園ならば管理者、境内墓地ならばお寺に相談してみると良いでしょう。残骨については供養塔などに収めて「処分」していただく場合もあります。以上
日本葬祭アカデミー教務研究室 二村祐輔
2025/03/20
二村祐輔
日本葬祭アカデミー教務研究室
お墓には、何人でも入ることができます。
墓地の管理者と主たる契約者の承諾は必要です。
また、大勢になると誰が入っているのか分からなくなるので
記録を残しておくことが必要です。
管理者がお寺であれば、納骨簿や過去帳があると思いますので確認できると思いますが、ご家族内でも過去帳などで必ず記録をしておくのが良いと思います。
最近では、核家族と少子化でお墓をまとめることが多くなっています。
一族で皆がはいるというお墓です。そのためにも記録は大切ですので心がけてください。
また、納骨には読経供養(他の宗教であればそれぞれの儀礼)をしてもらうようにしてください。弔い手を合わせるときに、ご自身の人生についてもふりかえることとなり、心豊かになるというかたがほとんどですので、どうぞご参考になさってください。
2025/03/13
釋孝修